今年も楽しんできました!
Self Discovery Adventure
『SDAクロスマウンテンバイク in 王滝』
通常のマウンテンバイククラス 100kmに数回エントリーの後
2019年より新設されたグラベルバイク42km&100km部門
2019年はグラベルバイク42kmにエントリー
2022年はグラベルバイク100kmにエントリー
2023年も懲りずにグラベルバイク100kmにエントリー
グラベルクラス初年度となる2019年は42km
2022年は100kmクラス通常コース使用不可の為、なかなかヘビーな特別編成コースに
両年共にサスペンションの無いグラベルロードで参加
『Pinarello GREVIL』
今回はサスペンション付モデルで走ってみたいという事から
YURISプロデュースMTBフレーム
『SINGER』
パーツは最新グラベルバイクコンポーネント
『Shimano GRX 12S』
をベースとしたグラベルカスタム仕様で参戦
では少し王滝の世界へGO!
後半にSINGERインプレも記載!
SDA王滝 Day1
移動ルートの高速が深夜集中工事により通行止めの為少し早めの1時半集合
例年とは違ったルートで移動開始続きを読む
※山陽道→新名神→下道→京滋バイパス→新名神→伊勢湾岸自動車道→東海環状自動車道→中央道
間のサービスエリアで休憩&交代をしながら移動
土曜日のお昼に長野県木曽福島地域に到着!
お昼は『くるまや 国道店』にて信州蕎麦をいただく
お昼の後は地元のイオンで物資を調達
御岳湖沿いを通り受付会場のある松原スポーツ公園へ
通常のMTBクラスは書類受付のみですが
シングルスピードクラス、グラベルバイククラスは受付時にバイク仕様の検車があります
今回も怪しげな仕様ですが無事クリアー
会場内の協賛メーカーの出店ブースをまわり
新製品~現行モデルいくつか物をみながら情報を得ていると
音声メディアのBC STATION取材も受けました~
採用されるかは不明ですが...(期待
落ち着いたところで宿へ移動~
毎年お世話になっている
『ペンション リゾートハウス 秋桜』
到着後は各々バイクのチェックとゼッケン、装備品の取り付け準備~
各部屋に分かれてそれぞれ夕食までの時間
お風呂、補給アイテム(固形&液体)を取りやすように詰め替え等々しつつ準備
メンバー間で明日の段取りを話しながら楽しく夕食を
画像+αの小鉢、大皿が登場…毎年ボリューミーな夕食(笑
翌日の起床時間が早いのでそれぞれ7時半~8時半頃には就寝~
SDA王滝 Day2
当日は早朝3時起床~
起床後は宿のおにぎり+アルファのご飯を食べ荷物を車に積み
運転手以外は自転車で会場の駐車場へ3時半に宿を出発!続きを読む
会場到着後自転車をスタートラインへつながるコース脇へ予備整列
コース上へ本整列は4時30分より開始
4時半とともにコース上への本整列
その後は6時半のスタートまで補給、トイレ等々を済ませる
スタート直前は宮司の方よりお祓いをしていただき
御嶽山に礼をしていざスタートのカウントダウン!
スタート直後は先導者付きのパレード走行がはじまる、ダートへ入るまでの舗装路の登りが続く
この時の集団密度はロードバイクのイベントに近い状態で走行
大集団の伸縮をくりかえしつつ、路肩の車を避けたりしながら徐々に間があきはじめる
昨年はここでペースを上げすぎて後半のタレが早かった...(汗
反省点を活かして、余裕があっても大幅なペースアップをしないように意識
SINGERは山遊び系バイクでありながら登りもよく進む
昨年より回せるギアー比が増えたShimano GRX 1*12Sになり負担の軽減に
後方からくる速い方に抜かれたり、前方から下がってくる選手を時折かわしているとダート区間へ
前半区間のヒルピーク付近まではペースの上げ下げをおさえながら淡々と
その間30~40分に1回は固形物、ゲル、水分等を胃袋へ
いよいよ下りへ
バイクの反応状況、動きの特性等々探りながら下っていく
ヘッドアングルがねているのでバイクが動きやすいように倒してコーナリングを
荷物を加味したエア圧設定だったが僅かに踏ん張りが強すぎるので
ハンドル加重、リアブレーキの当て効かせる等の補正をして加重バランスをとる
昨年に比べサスペンションが付いている恩恵が大きく下りでの速度域が1~2段上昇
その速度域をコントロールするには180mmローターにVesrahブレーキパット(F:DHパット/R:XCパット)がベストマッチ
周りのペースとパンクリスクを抑えたラインを選択しながら下りきると橋の合間から御岳山が
この後もうひと踏ん張りしたところでメインのハイペースな下りへ
最初の短い下りでバイクの状態がある程度把握できていたのでそれをもとにマージンを取ったうえで攻めて楽しむ
時折マウンテンバイク方の後ろに付きながらライントレース!
下り後は三浦ダム付近までは舗装路の登りを坦々と足を回し、路面状況良いのでここで可能な限り補給を
三浦ダム出口から中盤のグラベルルートに
ここからある程度登っていくと...
第一チェックポイントに到着!
この数年天然エイドに期待できないのでドリンクタンク&補助ボトルに水を補給し出発!
少し登っていくとピークポイントに到着!
この時点ではまだ御岳山にくもがかからず良い景色
この後は下りのご褒美タイム!
マウンテンバイクの方に連なってワッショイワッショイ!
時折三浦ダム貯水池を眺めながら登り基調のアップダウンをこなしていく
もちろんタイミングを見ながら補給も怠らず!
第二チェックポイントに到着!
時折日差しがきつく水分補給量も増え、思いのほかドリンクタンクも減っていました。
ここでもドリンクタンク&補助ボトルに水を補給、走行中に接種しにくい粉系BCAAサプリ摂り出発!
この後の下りは昨年登ったルートなので何となくテンポを思い出しながらのご褒美タイム(笑
そして下りに入ってすぐ、マウンテンバイクの3人と連なって4人で麓までランデブー
麓に出ると町家の舗装路を坦々と回していく
途中にあるキャンプ場出口に止まっている車を見ると昨年ツールドおきなわのサポートでご一緒した方から応援をいただきもうひと踏ん張り!
ここも舗装路でジャブのように効いてくる緩斜面の登りを坦々と足を回し
路面状況良いうちにガス欠にならないようにここでも可能な限り補給
第三チェックポイントに到着!
距離が短いのもあってドリンクタンクの水分は問題なかった
補助用ボトルの水を一新、走行中に接種しにくい粉系BCAAサプリ摂り出発
出発前に振り替えると、その昔使用していたルート出口も
この後のルートが新規ルートなのでワクワク!
走りながら時間経過を考えると9時間切りが期待できる!
それから登りのペダリングにも力が入るが、少しすると芯に力が入らない感じが薄っすらと...(汗
慌てて即効性の高い液体ゲルを流し込み、補っている間に固形の補給食も流し込む!
吸収が早いか、消費が早いか我慢くらべが始まりつつ、ピーク手前までにはどうにか滑り込みセーフ!
気が付くとヨッシャ! 最終ピーク到着!
最後の長い下りのご褒美タイム!
登りで離れた方にも途中で追いつき、追い越していく
ゴール手前まえの緩斜面はかけれるギア比があるグラベルが有利!
ゴール手前で何だか王滝が終わるのが寂しく思えたりも(笑
怪我やバイクのトラブルもなく無事に完走!
今年もしっかりと楽しませていただきました
130mmフロントサスペンション&大口径ブレーキの恩恵は偉大!
総合タイム:8:50:36 42(総合順位)
ST →CP1(※Limit 4時間):3:18:40/3:18:40 51(区間順位)
CP1→CP2(※Limit 7時間):6:24:02/3:05:22 45(区間順位)
CP2→CP3(※Limit 8時間):7:18:23/0:54:21 38(区間順位)
CP3→FIN(※Limit 10時間):8:50:36/1:32:13 36(区間順位)
2023SDA王滝使用バイク
YURIS SINGER GRAVEL Ver
※ホイール仕様700*44Cにて
Newバイクインプレッション
走りについて
SINGERはクロモリの山遊び系マウンテンゆえの重量感は否めない
剛性としては嫌な硬さは無く、かと言ってしなりが大きすぎて前に進みにくいわけでも無く。
BB回りに適度な弾性があるのか、軽快に前へ進むフレームに仕上がっている
手持ち重量のイメージを覆す走りの軽さが顕著に表れている
サスペンションはMarzocchi Z2 seriesは34mmの高剛性インナーチューブのおかげで思ったラインをトレースすることができる
Railダンパーによって適正なコンプレッション(踏ん張り)とリバウンド(減衰)コントロールも秀逸
嫌なノーズダイブやハンドルに伝わるお釣りもなく走りに集中することができた
王滝で特に感じたのは林道特有の大きな排水ギャップ(谷側へ)に対して
懐深い130mmストロークサスペンションと65°のヘッドアングルのおかげで詰まらずに吸収し転がっていた
車輪選択について
設計コンセプトの一つ自由度が高くオーナーそれぞれの用途に合わせて車輪カスタム(変更)ができるのもの大きなメリット
標準仕様として、前輪後輪共に27.5インチ、前輪29インチ&後輪27.5インチ(マレット)の2種類
前後29インチとして、前輪後輪共に29インチ(タイヤの太さはフレームの許す範囲)、前輪後輪共に700C
王滝に限って言えば車輪外径を650*47Bより大径の700C*44Cを使用したことで路面ギャップに詰まることなく転がりやすい
操作面について
王滝のようなロングトレイルを今回の仕様でメリットとデメリットを併せ持った動きがあった
デメリットとしてバランスをとりながら登る時にひらひら感が強く思っているよりも安定させる為(バランスをとる為)に力を使っていた
メリットとして下りのバイクコントロール時ににそのひらひら感がレスポンス&気持ち良い操作性につながっていた
その理由として以下2点の影響が考えられる
BBドロップを除く他のジオメトリが同じだと仮定した場合に下記傾向が出てくる
BBドロップが多い(BBが低い)場合、どっしりとした傾向が強く
BBドロップが少ない(BBが高い)場合、ひらひらとした傾向が強い
本来であればマウンテンバイクとしてセットアップするので27.5インチ、マレット、29インチいずれにしてもある程度の太さがあるタイヤを使用する
太いタイヤの安定感×BBドロップが少ないひらひら感の組み合わせでバランスが取れているのではないかと思う
定番外のグラベルバイクとしてセットアップした場合
細いタイヤのひらひら感×BBドロップが少ないひらひら感の組み合わせでひらひら感がより感じられたのではないかと思う
使用したコンポーネントについて
昨年の38T*10-42Tではある程度まで行くと踏むしか進む方法が無かった。
今年のNew Shimano GRX 1*12S の38T*10-51Tという超ワイドレシオ
ギアー選択の自由度が大幅にふえ足の負担軽減に貢献している
このギア比なら里山トレイルも行けそ~
シートポストは150mmドロッパーポストに合わせて左レバーはST-RX820-LA選択したことでハンドル回りがスッキリし
通常レーバーよりも長いことで引きの操作が軽い!
グラベル仕様にする場合のスタートポジションについて
SINGERはマウンテンバイクらしいロングリーチのフレームなのでそれを考慮したアイテム選択が必須
フレームに合わせたポジション設定をする為にはレバー位置基準に近似値を出してスタートポジションを設定する必要がある
Aフレームリーチ差
430mm – 359mm =+71mm
Yuris SINGER Short – Pinarello Grevil 470mm
Bステムリーチ差
65°/0°/35mm – 70°/+17°/90mm()=-55mm
※ヘッドアングル / ステムアングル / ステム長
※車体&ステムアングル&ステム長を考慮した水平方向変化量
Cハンドルリーチ差
55mm – 70mm = -15mm
DEDA ELEMENTI Gravel GERA ALLOY 480mm – Zipp Service Course SL 70 XPLR 460mm
上記数値を元に集計数値から遠い近い等に合わせてパーツ変更が必要
71mm(A)+-55mm(B)+-15mm(C)=+1mm
最終は実走しながらステム長を変更!
※サドル後退量は考慮していないので注意が必要
バイク仕様詳細スペック&イメージはこちら続きを読む
Frame |
Yuris SINGER 430S (Short) |
Fork |
MARZOCCHI BOMBER Z2
LIMITED EDITION 29″ 140mm→130mm RAIL S |
Headset |
IndustryNine iRiX ZS44/ZS56 Turquoise |
Wheel |
Formosaカスタムホイール(※メイン仕様)
完成車付属ホイール(※仮仕様) |
Tires |
Vittoria MEZCAL 700*44C |
Handlebar |
DEDA ELEMENTI Gravel GERA ALLOY 480mm(外-外)
リーチ 55mm |
Sterm |
Fireeye TALON AM 31.8mm/35mm Blue |
SeatPost |
Giant Dropper Seat Post 150mm ストローク |
Saddle |
Bontrager Aeolus Elite 155mm |
Shifters |
Shimano ST-RX820-R
Shimano ST-RX820-LA(Dropper) |
RearDerailleur |
Shimano RD-RX822-SGS |
RearCogs |
Shimano CS-M7100 10-51T |
Chain |
SUMC SX12SL Blue |
Crank |
Formosa AL Silver 165mm |
ChainRing |
Formosa AL Silver 38T |
BB |
Formosa BSA30 |
Brake |
Shimano BR-RX820
Wolftooth Post to Flat Mount Adapter |
Brake Pad |
Vesrah DH(Front)
Vesrah XC(Rear) |
Brake Rotor |
XON XBR-07 180mm Blue |
2023SDA王滝使用アイテム紹介
バイクパッキング(フレームバック)
例年前は13~15L前後のバックパックに2~3Lのドリンクタンク、補給食、ツールを背負い走っていました。
この数年のバイクパッキングスタイルが広がり、各社からフレームにつけるバック類のラインナップが充実!
ライダー(体)への負担軽減を目的に、その容量を各所に分けて同等容量を積載
3点のフレームバックを使用して合計約11Lの積載が可能に!
2023王滝使用バック紹介はこちら続きを読む
なかやまポイントカードをお持ちの方は是非ご提示ください! お得にお買い物をお楽しみいただけます!
※ポイントカード会員特典紹介ページ
※商品価格について
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販売価格については店頭または下記お問い合わせフォームよりご確認ください。
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